昨日、長野県原産地呼称管理制度官能審査会に行って来ました。
今年で10年目を迎えるこの制度、簡単に説明すると、ソムリエの田崎真也氏とエッセイストの玉村豊男氏の両アグリ指南役を中心とする長野県原産地呼称管理委員会のワイン委員会による厳正な審査会の事です。
昨年の上田会場に初めて足を運び、今年はぜひ審査会から見学したかったので、伺うことが出来て本当に良かったです。こうやって審査会は行われ、その審査の模様に、長野って改めてすごいなーと感動、少しでもこんな長野があることを皆さんに知って欲しくてのレポです。ちょっと写真が多いかも。。。
まず、官能検査(テイスティング)の様子です。
審査委員長のソムリエ「田崎真也さん」1995年に世界最優秀ソムリエとなってからの活躍は素晴らしい限りです。私はそこまで見る目がありませんでしたが、試飲の仕方が超一流と話題になってました
審査副委員長のマスターソムリエ「高野豊」さん。長野県のワイン文化向上の立役者。私達酒販店のワイン問屋の社長さんでもあります。資格試験取得の際には大変お世話になりました。
駅前のセラーキタムラ社長のシニアワインアドバイザー「北村秀雄」さん。かなり前ですが、ワイン会でご一緒させて頂いたことがありますが、見た目と違って(ごめんなさい)、すご~い紳士でびっくりしたことがあります。言葉も非常に丁寧で、とっても優しくて、「甘やかな」というワインの表現がとっても素敵で、私もたびたび使わせて頂いてます。
ワイン会の貴公子 ソムリエ「石田博」さん。俳優さん?と見間違えるほど素敵なソムリエさんです。
酒屋さんの会で一度講師をお願いしましたが、とにかくエレガントな方でしたね~。
ワインエデュケーターの「田辺由美」さん。以前、資格取得のために「田辺由美ワインスクール」でお世話になりました。ほんっとに厳しい、怖い先生でしたが(笑)、おかげでワインアドバイザーを取得出来ました。厳しさの陰に何とか合格させてあげたい、という愛情がひしひし感じられて、今でも大好きな先生です。
そのほかにも数名の有名な先生方がいらっしゃいました。
辰巳琢郎さんは、今回はご欠席でした。
さて、次は先生方の合議の様子です。
静寂の中で、淡々と進められていきます。
そして、認定品発表記者会見
台数は少ないにしろ、テレビカメラが入って、記者さんの席もご用意。
かっこいい女性記者さんから、さまざまな質問が飛びます。
最後は撮影用(?)の乾杯!!
厳しかった先生方の表情もほぐれて、みなさんにこやか 由美先生の笑顔がとってもチャーミングでした♪
今回、試飲会がなくてとっても残念でしたが、そんな心中を察して下さったのか乾杯が終わって先生方がお帰りになるのを見ていましたら、マスターソムリエの高野さんが、「はい、これ乾杯用。玉村さんのワインです」とグラスを手渡して下さいました。わーい、すごいラッキー 一口づつテイスティングをさせていただきました。高野社長、ありがとうございました。
あっという間の数時間でしたが、待ち時間などに井筒ワインの社長さんや、ぶどう栽培の責任者の齋藤さんとお話をさせて頂いたことが、とてもよかったです。特に齋藤さんには、ぶどうの生育状況やカベルネフランを育てているカリスマ栽培家さんなどの濃いお話を聞くことが出来て、本当にためになりました。
試飲会がなかったせいか今回は見学の方がとても少なかったようですが、こんなに素晴らしい制度がある私たちの長野県のワインを、地元でももっともっと勉強して情報を発信していかなければ、と感じます。
そういう私自身も、大の勉強不足。
今年は長野県のワイン、飲むぞー!!